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硬筆書写技能検定1級合格の目安とは




SNSで見ていると、みなさんとてもきれいな文字の方ばかりです。

1級に合格できる実力はもう十分に備わっているように思います。



では、なぜ合格できないか?




おそらくSNSにあげている作品は何枚も書き直して一番いいものをアップしていると思います。

普段のペン字のおけいこでは、日々コツコツと練習して上達を目指しているのでその方法で全く問題ありません。




合格率10%の硬筆書写技能検定1級に限ってはその勉強法ではだめだと思うんです。


(以下は、硬筆書写技能検定1級に合格することに特化するいう点で述べさせていただきます。)

10枚目できれいに書けたとしても試験では全く評価の対象になりません。


一番大切なことは



試験と同じ環境下で枚数を決めて最高の文字を書けるようにする。


この練習をしないといつまでたっても合格しません。


試験では各問題与えられる用紙が決まっています。


いつも試験だと思って






そして


一枚目の作品が今のご自身の実力だと思ってください。



さらに


◎試験当日の緊張

◎試験当日に初めてみる問題

◎試験会場の環境

◎ご自身の体調




これらを加味すると



1枚目で書き上げた作品の3割減くらいが試験で出せる力(目安)



になると思ってください。


とにかく一枚目に全集中して書く。


なぜなら試験では書き直す時間がないかもしれないからです。


1枚目で明らかな失敗は避けたいところです。


もう後がないと思うと緊張マックスになります。



実際私自身も、試験当日、書き直したいと思う解答はありましたが、時間が足りないのでできませんでした。

とりあえず各問題につき一枚づつ解答していき、残りの時間をみて書き直す問題を見極めていました。


自分のなかでこの程度の失敗なら許容範囲という目安も決めておくのもいいかもしれませんね。


ですので、練習通りの力を出せたか?と言われれば、きっと自分がうまく書けたな、と思うものの7割程度の仕上がりだったように感じます。


そこに明らかなミスや、時間が足りなくて解答できていないなどのハプニングが加われば合格は無理だったでしょう。



硬筆書写技能検定1級合格レベルの方は世の中にたくさんいらっしゃいます。


試験では一発勝負という点で向き不向きがあるのでしょう。


合格率を10%程度に絞っている点と、受験者のレベルも高いところが付加価値を生んでいるのでしょう。