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法事・僧侶への表書き

僧侶への表書き



「僧侶への謝礼」の表書き(楷書・行書)を筆ペンで練習しました。

年齢を重ねるとこういった表書きを書く機会も増えてきました。

御布施  僧侶へ読経や戒名を頂いた謝礼として金品を渡すこと
御車代  僧侶がお寺から葬儀、法事などに出向いた時の謝礼(交通費)
御膳料  僧侶が葬儀、法事などの飲食の席に参加しない場合の、食事の代わりにお渡しするお心付




法事、葬儀は地域によってさまざまな形があると思います。


現在では、コロナの影響もあり法事などで僧侶が食事を共にすることは少ないと思います。

私の地域では、法事の際、「御布施」、「御車代」、「御膳料」をそれぞれ封筒に入れ、法事の最後に僧侶にお渡します。

(※まとめて一つの封筒でも構わないと僧侶はおっしゃっていましたが)

お渡しする際は封筒を直接渡すのではなく、お盆に乗せる形が好ましいです。


慣れないと法事も緊張しますよね。

お茶を出すタイミング、御布施を渡すタイミングなど。

家族だけの場合は良いですが、参列者がいらっしゃる場合などはますます段取りが大変です。



コロナがきっかけで、家族だけで法事を行う方も増えたのではないでしょうか?

コロナを理由に断るきっかけができました。

本当は多くの方が家族だけでいいと思っていたんでしょうね。

高齢者の方など年を重ねてきた方ほど今までの慣例が身にしみこんでいるので、新しいことを受け入れることに拒否反応があるのだと思います。

お彼岸やお盆参りでは、お坊さんが来られるとお茶を出していましたが、コロナを機にペットボトルに変更になりました。

考えてみればお坊さんも一日に多数の檀家さん宅を訪れ、その度にお茶を飲んでいたらトイレも大変だったでしょう。

しかし、そうはいっても「客が来たらお茶を出すもの」「出さないと失礼」という昔からの慣例、慣習、刷り込みがありました。


こうやって昔からの慣例、慣習などは残るべきものは残り、淘汰されるものも増えていくのでしょうか。

コロナを機にたくさん考える機会を与えてもらいました。

「法事」という形はこれからも存続していくと思いますが、法事に限らず「普段から故人を偲ぶ」という本来の意味を大切にしたいと思います。


御布施などの金額相場ってわかりませんよね?

お世話になっているご住職は、お尋ねしたらきちんと教えてくださいました。

参考までに、法事の場合、御布施3万円、御車料5千円、御膳料5千円でした。



これからの時代は「お気持ちで・・・」なんていうあいまいな言い方はやめにして、明示してくださると助かりますね。

檀家離れが進んでいると聞きますので、昔ながらの方法ではなく新しいカタチで継続していってほしいです。